【不動産投資】最近の取引実例から見る融資の実態

不動産投資 最近の取引実例から見る融資の実態

こんにちは。

新富不動産スタジオの川村です。

2020年、収益物件の売買契約

今日は収益物件(売アパート)の売買契約をさせていただきました。

相続で引き継いだアパートがオーナー様が高齢という理由から維持管理が大変となり売却を決断されました。

購入されるのは不動産投資家様です。

2020年3棟目の収益物件売買

2020年に入り、3件目の収益物件の売買のお手伝いです。

スルガショック→新型コロナウイルス発生という外部要因から収益物件の売買が難しくなった状況下、決して多くはありませんが安定して売買ができているという状況です。

1棟目:学生向け大型アパート

2020年1棟目の収益物件売買は、静岡大学至近の大型アパート。

計24戸、土地も約300坪の学生向けアパートでした。

銀行融資にて資金調達をされた不動産投資家様がご購入されました。

2棟目:ロードサイド売りビル

2020年2棟目の収益物件売買は、静岡県内のロードサイドの一棟売りビルでした。

金額は比較的リーズナブルではありましたが、築年数が結構いっているRCであったため将来に向けて処分や活用まで見込まないとならない物件でした。

こちらは地場の不動産投資法人様が現金購入されました。

3棟目:駅近ファミリーアパート

2020年3棟目は本日ご契約いただいた駅近のメンテナンスもしっかりされたファミリー向けアパート。

土地は約240坪と大きく、土地の形もいい優良物件。

弊社にて紹介をしたノンバンクにて資金調達をされた不動産投資家様がご購入される予定です。

収益物件購入の融資について

昨年のスルガ銀行の不正融資以降、金融庁の指導によって金融機関がアパートローン等収益物件用の融資を絞ってしまったことはもう広く知られています。

2020年に入りコロナウイルスの影響でさらに金融機関は融資に対して慎重な姿勢を見せています。

最近の金融機関のスタンスについて

下記傾向が見られます。

①サラリーマンの副業での不動産投資はNG

②初心者NG

③自己資金が物件価格の約2割前後なければ融資不可

④審査スピードの鈍化(1棟目の売買の際には事前審査に1カ月超かかりました)

⑤借入限度枠の縮小(地主様の相続対策でも新築マンション建設でNGが出たこともあり)

ざっとこのような傾向が見受けられます。

不動産投資を進めていきたい方にとってはとても厳しい時代に突入してしまいました。

ノンバンクという選択肢で広がる可能性

銀行や信用金庫が融資に慎重な姿勢を見せている中、手をこまねいているだけでは不動産投資は出来ません。

今回の売買では弊社の紹介の地場のノンバンクで融資付けをしてもらい契約しました。

ノンバンクというと

  • 三井住友L&F
  • セゾンファンデックス

などが有名です。

ノンバンクの特徴・条件

ノンバンクであれば銀行や信用金庫が融資を出しにくい物件・属性の方でも比較的融資が出やすいという特徴があります。

今回のアパート売買での融資条件は

  • オーバーローン
  • 20年ローン(耐用年数オーバー)
  • 金利2.5%

こんな感じでした。

最後に

収益物件を買いたい、でも融資が付かず困っているという方も多いですよね。

積極的にノンバンクをおススメするわけではありませんが、ノンバンクで購入するのも一つの手ではあります。

取得してしまえばこちらのもの!

銀行や信用金庫の融資が出る状況になったときに借り換えをするという方法もあります!

収益物件購入の参考になれば幸いです。