不動産投資用の収益物件の展望は?

不動産投資用の収益物件の展望は?|静岡市葵区の新富不動産スタジオ

こんにちは。

静岡市葵区の不動産屋、新富不動産スタジオです。

相変わらずアパートやマンションなどの収益物件(投資用不動産)の品不足が続いています。

最近では、5~9年ほど前に新築で建築されたマンションが水面下で新築時価格より高値で販売されていたり、不動産投資家が中古で購入したアパートやマンションが当時の買値(謄本の乙区に書かれた抵当権設定額から推測)より高値で販売されているのが当たり前になってきています。

いっとき中古収益物件の品不足から新築マンション投資にシフトチェンジする不動産投資家や不動産屋も多かったようですが、ここ最近は土地価格の高騰に加えて建築資材の高騰により新築投資もどんどん利回りが下がり一時ほどの勢いもなくなってきているように感じます。

新築マンションを例にとると、1年、2年ほど前は利回りが6%台だったのがここ最近は5%が当たり前。

コロナが一時ほど脅威ではなくなってきてはいるものの、相変わらず土地価格は落ち着かず高値どまり、建築資材の高騰や様々な製品の値上がりで建築費も安くなる傾向も見えません。

今までのスタンダードであった水準が様々な要因によって変わってきているので、不動産投資として収益物件を購入検討する方々も利回りの目線を下げてでも購入するか、それとも様子を見ながら購入を控えるかで2極化しているように見えます。

個人的な意見として、一つのターニングポイントは来年だと考えています。

来年になればコロナ初期に始まった、コロナ緊急貸付の返済がスタートする法人や事業者が多く出てきます。

コロナ緊急貸付は、借入開始から3年間は返済が据え置きにできたため、据え置きを選択しなかった法人や事業者は来年から返済がスタートします。

ここで返済に手が回らず不動産を処分する法人や事業者が増えるのか、それともコロナによる経済停滞が回復基調になる中で問題なく返済できる法人や事業者が多いのか。

その見極めが収益物件の今後の利回りに大きな影響を与えると考えています。

逆に言えば、今はまだ高値止まりの傾向が続いているので、所有期間が短かったとしても売却益狙いで収益物件を売却するという選択肢も考えるべきでもあります。

不動産は景気に左右されやすいものなので、チャンスのタイミングであればそのチャンスをつかむために所有不動産を売却というのもよい選択肢だと思います。

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