土地のお引渡し。相続を見据えた土地売却

土地のお引渡し。相続を見据えた土地売却|静岡市葵区の新富不動産スタジオ

こんにちは。

静岡市葵区の不動産屋、新富不動産スタジオです。

今日は仲介でお手伝いさせてもらっている静岡市駿河区の住宅用地のお引渡しでした。

今回の土地の所有者(名義人)はご相談いただいた方のお父様。

空家の未登記建物が建っていてずっと放置していたとのこと。

空家かつ古い建物であることから火災の不安や、ご相談者様のお子様たちも将来その土地を引き継ぎたくないということで、売れるタイミングでその土地を売りたいということからのご相談でした。

やり始めてみてわかったのですが、地域的にも◎の地域ではなく、かつ色々な難しい条件も重なりすぐにでも買主様を見つけてあげなければならない状況であることが判明。

※難しい条件は過去の下記記事参照。

認知症と不動産売却|静岡市葵区の新富不動産スタジオ(過去記事にリンクします)

すぐに売却活動を開始、すぐに未登記の空家の解体も買主様側でやってくれる条件で買い取ってくれる不動産屋が見つかったため、何とか無事契約となり本日お引渡しさせていただきました。

売主様としては未登記の空家の不安も、お父様の認知症の症状が進行してしまった場合、売りたくても売ることができない状況になってしまうことなど、様々なご不安が解消されたと仰っていただけました(*^^*)

今回は認知症であることの時間的制約があったことが一番難しかった点でしたが、将来の相続を見据えて土地やご実家などの一軒家、アパートなどの賃貸用不動産を売却したいというご相談は年々増えているように感じます。

相続事後であれば時間的制約もそれほどない(譲渡所得税の特例を使う場合は時間的制限もあります)ですが、最近多いケースとしてご家族皆さんのお話し合いでその不動産の貰い手がいないことが発覚したため今すぐ売りたいという場合では、被相続人の方のご年齢から来る体力意欲の低下で売却がスムースに進まないことや、今回のように認知症のリスクなどで売却がスムースに進まないことも多いものです。

そうなってみないとわからないことではあるものの、このようなケースで不動産の処分でお困りの方も多いのも事実。

不動産取引の現場からのリアルな意見としては

「なるべく早め早めに相続のことを考えご家族で話し合い、不要な不動産がある場合は元気なうちにその不動産を売却しておくのがベターです」

不動産屋の本音です!