相談内容

懇意にしている知人より、破産による任意売却の依頼を受ける。

破産前の不動産売却であったが、建物状況も雨漏り有、入居率も低い、隣地が袋地で通行承諾を許可してあげなければならないなど、手入れがされ権利関係もシンプルな不動産ではなく事前調査に多くの時間を要した。

売主様が自己破産を決意してくれて、その後は知り合いの県外居住の投資家法人様（訳あり物件でも利回り重視で購入される法人）ととんとん拍子に話が進み、スピーディーな取引となった。

取引のポイント

左記のように建物や権利に若干難あり物件であることともに、最もネックとなりそうな点が「立地」であった。

地元の不動産業者様にヒアリングしたところによると、本物件のある地域は不動産市場として非常に不人気地域で、収益物件としての価値は限りなくゼロに近いのではとの話が大半であった。

買主様も最終的には融資での購入となったが、相談していた金融機関がエリアによる貸し渋りの姿勢を見せ決済直前まで融資が出るかどうかが不透明であった。

しかしながらそのような立地かつ建物状況であることを考慮し、債権者の許可を得たうえで非常に安価での売買となったため買主様としてはメリットも大きい売買となった。
また売主様の債権者も長年苦労していた案件が片付いたことを喜ばれており、結果としてWinWinの取引となった。

コメント

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