建築費高騰で既築物件の価値がさらにあがるかも?
みなさん、こんにちは。
珍しく2日連続でブログを書いています。
昨日もコロナ禍で不動産価格が上昇しているという記事を書きましたが、今回も同じように不動産価格に大きく影響を与えている建築費のことについて。
■昨日の記事はコチラ↓
実は今、建築業界ではどの業者さんも建築費の高騰に頭を悩ませているはず。
木材の需要が供給に追い付かず木材価格が急騰した「ウッドショック」、同じく鋼材価格の急騰の「アイアンショック」、さらに原油価格の急騰の「オイルショック」
これらの現象が同時に起こっているのです。
さらに人出不足や原油価格高騰による輸送費の高騰、半導体不足の「半導体ショック」による住宅設備の値上がりや工期の遅れ、さらには内装材メーカーの壁紙や床材などの値上げによる工事費の高騰など、住宅業界・建築業界は様々な外部要因に頭を悩ませています。
これらは建物を供給する側の住宅メーカーや建築業者だけの悩みであればいいのですが、当然様々な材料の値上げは消費者であれば私たちに跳ね返ってきます。
つまり注文住宅や建売住宅、新築アパート・マンションなどはもちろん、リフォーム価格も高騰してきており、しわ寄せが来るのは消費者である私たちなのです。
もともと高額な建物がさらに価格が高騰し、さらに昨日の記事でも書いたように土地価格も高くなっている状況では、ライフプランの中で描いていた「夢のマイホーム」というのも、もしかしたら考え直さなければならない方々も多く出てくるかもしれませんね。
しかし、中古住宅・中古マンションといった既築物件(中古物件)は、すでに建物が完成しているため建築費の影響を受けません。
絶対的な売不動産不足で希少価値が高まって値上がりすることはありますが・・・
最近の不動産の動きを見ていると中古物件がかなり売れているように見受けられます。
おそらく今回の記事のような建築費の影響なども働いて、今まで以上に中古不動産市場が注目されているのかなと考えられます。
今まで「家を買うなら新築がいい!」と考えていた方も、このような情勢を踏まえて中古不動産に目を向けるのもいいかもしれませんね。
本日は以上です。