金融機関から融資を受けるほんの少しのコツ

金融機関から融資を受けるためにすること
金融機関から融資を受けるためにすること

みなさん、こんにちは。

静岡市の新富不動産スタジオの川村です。

晴れの週末、気持ちのいい天気ですね。

こんな日はどこかに出かけてパッと羽を広げたいものですが、今日は朝から普段から付き合いのある金融機関主催のセミナーに参加していました。

今日は、金融機関から融資を受けやすくなるための簡単にできるちょっとしたコツについてです。

これはすでに事業者をされている方にとっては言うまでもないことですが、これから事業を始めたい方やサラリーマンの傍ら不動産投資をされているような不動産投資家の方に読んでいただきたいです。

今日はまじめな内容です(笑)

融資は不動産投資と切っても切れない最重要な資金調達手段

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不動産投資をされている方はこんなこと書かなくてもお分かりだと思いますが、不動産投資をするにあたって、その約70%の不動産投資家の方が金融機関からの融資で資金調達をしています。

自己資金を投入せず融資という「他人資本」で投資対象物を取得し、回収を行っていくことは、投資の鉄則。

また、株やFXや仮想通貨などの金融投資と不動産投資が決定的に異なる最大のポイントは、不動産投資は金融機関からの融資で投資対象物である不動産を購入することができることです。

今は昨年のスルガショック(※)をきっかけとして全国各地で投資用不動産の購入のための融資の蛇口が閉まってしまい

不動産投資=融資で購入できる

という構図が成り立ちにくくなってはいますが、こんなご時世でも投資用不動産を購入できる人たちは、融資を受けて物件取得をしているのが実情です。

※スルガショックとは、かぼちゃの馬車というスマートデイズ社のシェアハウス購入へスルガ銀行が顧客の通帳残高の改ざんなどをしたうえで不正融資をしていたことが発覚したのを皮切りに、スルガ銀行が不動産投資物件への不正融資が横行していたことが明るみに出て、金融庁から不動産投資物件購入資金融資の業務停止命令を受けた事件

今日のセミナーは金融機関の担当者から勧められたもの

静清信用金庫主催の創業者・小規模事業者向けの支援セミナー
静清信用金庫主催の創業者・小規模事業者向けの支援セミナー

今日参加したセミナーは

創業したて・創業を計画している小規模事業者向けの支援施策について

という内容のセミナーでした。

このセミナーに参加した理由は、金融機関の担当者が「御社にオススメのセミナーです!」と勧めてくれたから。

セミナーの具体的な内容は

小規模事業者向けの補助金制度と、補助金を受けるための事業計画書などの申請書の書き方のコツについて。

2時間のセミナーでしたが、弊社では今は特段投資したいものがなかったので、補助金についての制度を勉強しただけで、現時点では具体的に補助金を受ける必要はないというのが正直なところ。

なぜセミナーに参加したのか

実は事前にセミナーの内容を聞いていたので、その時点で今の弊社には不必要な情報であることはわかっていました。

まあ、今後のために補助金のことについて勉強するのもいいかなという理由も少しはありましたが。

では

なぜ不必要なセミナーにわざわざ時間を使って参加したのか?

金融機関も営利会社であり、担当者は営業マン

それはですね。

金融機関も当然利益を出さなければならない営利会社ですし、その営利会社で働く担当者や支店長も営業マンなのです。

金融機関の支店も、営業マンも、それぞれノルマを持っています。

今回のセミナーも「担当者ごとに●●名集客せよ」というノルマが当然あるはずなので、僕は担当者のノルマ達成の協力をするためにセミナーに参加したのです。

※偉そうですみません・・・

返報性の原理

突然、小難しい言葉が出てきましたね。。

返報性の原理??

という方のために、簡単に説明すると

返報性の原理というのは、「他人からその人のためになる何かをしてもらったら、それをしてくれた人に対して、何かしらのお返しをしてあげたい・してあげなきゃ」という気持ちになる心理作用のことを言います。

セミナーに参加した理由は

ということで、今日のセミナーに参加した理由は

  • 普段からお世話になっている金融機関の担当者から勧めてもらったセミナーだから
  • 金融機関担当者と支店長(支店)の集客ノルマ達成のお手伝いのため

ということなんです。

融資を受けるときや受けた後に金融機関からお願いごとをされたら

金融機関から融資を受けたことのある方ならお分かりだと思いますが、融資を受けるときや受けた後って、結構お願いごとをされることが多いんです。

  • 定期預金をつくってほしい
  • 投資信託をやってほしい
  • クレジットカードをつくってほしい
  • お客さんを紹介してほしい
  • 住宅ローンを借り換えてほしい
  • 金融機関主催の様々な「会」に入会してほしい
  • 保険に入ってほしい

などなど。

これ以外にもいろいろとあるかとは思うのですが、よくこんなようなことをバーターでお願いされます。

僕は基本的には絶対に無理なことと、どうしても不必要なこと以外はお願いごとはOKしています。

この人のために融資を出したいと思ってくれるように

先ほども書いたように、金融機関の担当者も営業マンなので、色々お願いをしてくるということはノルマがあるということ。

そのノルマ達成に快く協力する姿勢を見せることで、返報性の原理が働き、自分が融資をお願いしたいときに

「川村さんのために何とか融資を出せるような組み立てをしよう」

と考えて行動してくれるようになります。

その証拠に、僕は個人でも法人でも、何校かの金融機関から融資を出してもらっています。

主には不動産購入資金融資ですが、事業資金も有りです。

逆に言うと借金大王です・・・

金融機関からのお願いごとを断っていませんか

人によっては、金融機関からのお願いを断る方もいらっしゃるかと思います。

理由がしっかりしていれば全然問題ないのですが、ないがしろにしてしまうと金融機関の担当者・支店長・本部からの心証が悪くなり、融資条件も悪くなってしまう可能性もゼロではないので気をつけましょうね!

金融機関は人柄・人間性も見ている

今日のセミナーでも、今は本部のお偉いさんで、それまで支店長を歴任された方から、金融機関が融資を出す際に見ている3つのポイントをお話ししてくれました。

融資を検討するときにチェックされる3つのポイント

  1. 事業計画がしっかりしていること
  2. 融資を受ける目的と熱意
  3. その人のために融資をしたいと思える人かどうか

3.のその人のために融資をしたいと思えるかどうかというのは、まさに人間性を見られているわけですよね。

慇懃無礼な人であったら誰も相手にしたくないだろうし、口ばっかりの人だったら信用できないですからね。

当然、普段の対応のときの話し方や話す内容も見られるだろうし、また普段からウィンウィンの関係性ができていれば、金融機関側から見た自分の見え方も「融資をしたいと思える人」として映るのは間違いないですよね。

最後に

ここでは不動産投資のための融資という観点で書いてきてしまいましたが、融資は何も不動産投資物件取得のためだけにあるわけでなく、設備資金融資や運転資金融資、創業資金融資など様々な種類の融資があります。

融資を受けるにあたっては、金融機関との関係性がとても大事です。

全く付き合いもない金融機関にいきなり「融資お願いします」と言っても、金融機関側も不安に思いますよね。

なので、普段から金融機関とは仲良くいい関係を築くことが融資を受ける超重要なポイントです。

これから創業しようとしている方や、不動産投資を始めようと考えている方がもしこの記事を読んでくれていれば、少しだけ参考にしてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。