こんなところにもコロナの影・・・金融機関の融資審査スピード
こんにちは、新富不動産スタジオの川村です。
連日新型コロナウイルスの報道が続き、不自由な生活でストレスが溜まっている方も多いんじゃないでしょうか。
そんな自分も飲み会自粛、休日の外出自粛、仕事でも不特定多数の方との面談自粛と、自粛のオンパレードでストレスが溜まってきている今日この頃。
そんな中、先日久しぶりに1億オーバーの収益物件の売買契約のお手伝いをさせていただきました。
土地が300坪弱、鉄骨造で大学至近の優良物件。
購入者は属性◎の超優良顧客。
これがまた契約に至るまで非常に時間がかかりました。
金融機関の収益物件融資の審査期間は金融機関によりまちまちですが、静岡市内の場合だと平均2週間前後でした。コロナウイルスが広がる前までは。
しかし今回は融資相談から事前承認の連絡までまるまる1ヶ月・・・
理由は、言うまでもなく新型コロナウイルスです。
コロナウイルスの影響で飲食店をはじめとした各事業者からの運転資金の相談が相次ぎ、通常の不動産融資審査のスケジュールに大きく影響を及ぼしたんです。
当然購入者は前述の通り、超優良属性で、同金融機関ですでに取引実績もある法人様。
それでもコロナ関連の融資審査の影響で、融資審査が長期化したようです。
不動産売買は売主あっての取引。
今回も審査結果がなかなか出ずに、何度も売主様に「もう少し融資回答まで待ってください」頭を下げて売主様の売却意思をつなぎとめ、なんとか契約まで至ることができました。
ずっとこんな状態だと売主の売却意欲が下がって、不動産の売却をストップするという事態も出てきてしまいますよね。
住宅ローンでも、平常時に比べ審査に時間がかかっているようです。
住宅ローンは事業用不動産の融資に比べ審査スピードが速く、金融機関によっては2日程度で回答が来ることもありますが、1週間程度回答まで時間がかかった事例もありました。
現金で不動産を購入できる方にとっては何も影響はありませんが、多くの方が金融機関から融資を受けて不動産を購入されるはず。
融資スピードが新型コロナウイルスの影響で平常時より遅れているので、通常通りにやろうとすると、不動産の引渡しまで予想以上に時間がかかり希望の時期での引渡しができないということも考えられます。
これから不動産を売却または購入しようとお考えの方は、できる限り早め早めに金融機関に相談されることをおススメします。
不動産を購入するときに、不動産屋やハウスメーカーが金融機関を紹介してくれますので、なるべく早めにお金の相談を不動産屋やハウスメーカーとしておき、できる限り早く金融機関からの融資の内諾を取り付けておきましょう。