不動産の売却査定は査定金額よりも根拠を見るべし
こんにちは。
静岡市葵区の不動産屋、新富不動産スタジオです。
今不動産を売却中の方!
これから不動産の売却をお考えの方!
あなたが複数の不動産屋に、ご所有の不動産の売却査定を依頼した際に何を最重要ポイントとして考えますか?
ほとんどの方が「査定価格」と答えると思います。
当然大切な資産ですから高く売れたら嬉しいですよね。
下記のような例の場合を見てみましょう。
1社だけ高額査定が
- Aさんは所有されている土地をX不動産、Y不動産、Z不動産の3社に査定依頼をしました。
- X不動産、Y不動産は「近隣の売却事例」「公示価格」「基準地価」「路線価」等の公的価格を根拠を基に1500万円の査定。
- Z不動産はあまり詳しい根拠もなく、1800万円の査定。
上記のような場合、多くの方がおそらく1800万円の査定を出したZ社に不動産の売却依頼をされると思います。
でも、本当に売れるんですかね?
土地の査定は公的価格などの根拠から査定
本来、不動産屋が土地の査定をする際に何を基準に査定をするのか?
それは前回のブログで書いたのでよかったら見てみてください。
実は知らない!不動産屋が土地を査定する方法(過去の記事にリンクします)
基本的に土地は
・公示価格
・基準地価
・路線価
この3つの公的価格に個別要素を加味して、最終的には販売事例などと照らし合わせて査定をします。
ですので、本来はどの不動産屋が査定してもある程度は近い査定価格が出るはずなのです。
ではどうして上のZ不動産からは1社だけ300万円も高い査定が出てきたのでしょう?
高い査定には要注意!
不動産の査定には厳密にはルールがありません。
ですので会社によっても査定金額は違いますし、実は担当者ごとにも査定方法や考え方が違ったりもします。
え!?
って思いますよね?
でもこれが不動産価格査定の実態なのです(*_*;
人によってはとりあえず高い金額を査定として掲示して、それを餌に媒介契約(※)を取るという強引な手法を実践する不動産屋、営業マンもいるのです(*_*;
※媒介契約とは不動産売却を御社に任せますという契約、売主様と不動産屋との契約のこと
または
・あまり不動産売買の経験がなく相場を知らずに査定を出すケース
・公的根拠を見ずに感覚で査定金額を決めているケース
上記のようなケースもレアですがあったりします・・・
もうしかしたらZ不動産は、媒介契約欲しさに相場からかけ離れた1800万円という査定を出したのかもしれませんね。。。
高い査定金額を信じた結果どうなる?
もちろん査定金額が高いとテンションが上がって、高い査定金額を出してくれた不動産屋に売却のお願いをしようと考えるのが普通です。
ただ、その高額な査定金額に踊らされた結果どうなるのでしょうか?
- 売却期間の長期化(通常3か月間で売れるであろう金額が査定金額です)
- 買主様から鬼の指値(今回のケースだと300万円値引きしてください。など)
- Z不動産は当然売れないのを承知で査定しているので徐々に値下げ交渉をして最終的には1500万円前後になったときにようやく買い手が見つかる
高い査定はほぼ上記3つの結果のどれかになりがちです。
それもそのはず!
相場より高い不動産は市場の中で見向きもされないからです!111
結果どこで売却しても相場である1500万円前後で売れるものなんですが、精神的な満足度(不満度?)はZ不動産に依頼した結果最悪となりますよね?
まとめ
不動産価格査定は会社によって出てくる結果(金額)に差は出ます。
それは売却査定に厳密なルールがないから。
でも査定をする根拠は、土地であれば公的価格という明確な基準もあります。
根拠の弱い高額査定は必ず何か裏があります!
大手不動産屋だから査定が高い!
なんてことは本来ありません。
金額に目が行きがちな不動産価格査定ですが、金額よりも根拠の方に目を向けて考えた方が、結果として満足度の高い不動産売却ができるもの。
もし不動産の売却でお悩みの場合は、上記のような目線で良い不動産屋を選んでくださいね(*^^*)
新富不動産スタジオは、不動産価格査定の際にはこれでもかというほど分厚い査定書をご提出しています。
弊社のスタンスは査定の根拠を明確にして、スピーディーに、かつ売れる確率の高いしっかりとした不動産価格査定をお出しするようにしています。
もし不動産の売却でよい不動産屋が見つからない場合は、ぜひとも新富不動産スタジオにお任せください(*^^*)
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