リノベーション住宅ってどうなの?家売るオンナの逆襲を見て思ったこと。

リノベーション住宅
リノベーション住宅

昨晩も「家売るオンナの逆襲」面白かったですね。

あ、今日の記事は昨日の話の内容に触れちゃっているんで、録画していて今日見るよという方はこの先は読まないでくださいね。

昨日の「家売るオンナの逆襲」にリノベーション住宅が登場しました

今回の家売るオンナの逆襲は、北川景子さんが演じる三軒家万智の後輩の庭野くん(工藤阿須加さん)が、売主さんから売却をお願いされた築古の中古の一戸建てを、設計事務所の方にリノベーションを依頼して、リノベーション物件として販売するというお話でしたね。

その設計事務所の人、今回のリノベーションが初めてのデザインだったみたいです。

初めてということでかなりの気合の入りよう。

「・・・」

正直、リノベーション物件を見慣れている不動産屋としての目線で見ても・・・

建築や内装デザイン好き人間としての目線で見ても・・・

「・・・」

カッコいいリノベーションではなかった気が・・・

ごめんなさい、僕の感性がおかしいだけかもしれません!

詳しくはHuluとかで家売る女の逆襲を見てください!

Andrew CollinsによるPixabayからの画像
Andrew CollinsによるPixabayからの画像

リノベーション住宅は住み手がいて初めて価値がある

ドラマの展開としては結局そのリノベーション住宅はそのままでは売れず、三軒家さんが自分のお客さん(親子で住む家を買いたいという女性二人の親子)に、設計事務所の方がリノベーションした状態からさらに畳に変える和風化のマイナーチェンジのリノベーションを加えて売却していました。

多分あの物件って仲介で売主さんから売却を依頼されている物件だったはず。

どこからリノベーションのお金が出ているんだろうと気になりましたが、ドラマの話なので気にしないでおこう・・・

すみません、話がそれました!

マイナーチェンジリノベーションをした家を親子のお客さんに買ってもらった後に三軒家さんが言った言葉が

「家は住む人がいて初めて家である。内装のデザインもお客様のためのものであって設計デザイナーのものではない。」

・・・かなり的を得ていてスゴイなと!

最近リノベーションマンションやリノベーション住宅も広告なんかでよく目にするようになりましたよね。

静岡のような地方都市でもそうですから、東京や大阪などの大都市では結構な量のリノベーション物件が売りに出ているんでしょうね。

正直過剰演出な物件ってのも時々目にしたりしません??

リノベーション済みの物件の問題点

不動産屋や設計事務所の目線でリノベーションのデザインがされていて、デザインに特化し過ぎて実用性に乏しいような物件も時々見受けられますよね。

それにデザイン的にオシャレなつもりなんでしょうけど、正直どうなの?と思うような物件も・・・

どんな奇抜なデザインだったとしても、たった一人気に入ってくれる方がいればそのリノベーション物件は売れるわけですから、販売する不動産屋としては特に問題はないんですけどね。

ただ、売主となる不動産会社は、安く不動産を購入して(仕入れて)リノベーションに数百万円投資して、不動産の売却益とリノベーション分の利益(販売価格400万円-原価300万円=利益100万円のような感じ)を上乗せして販売しているんですよ。

そう考えると、リノベーション済みの住宅っていかがなものかなと思ってしまったりすることもあります。

購入者としては、自分では一切手を入れなくても、見たままの状態の素敵なリノベーション住宅が買えるわけですから、手間もかかりません。

それに気に入って買うわけですから金額も納得の上で買ってくれています。

でも、細かなところで気に入らない部分や使いづらい部分なんかには目をつぶらないといけないわけですよね。

自分で古い物件を買ってリノベーションした方が、本当に自分の希望を叶える家になりますし、コストも安くなる可能性だってありますよね。

自分でリノベーションという手も
自分でリノベーションという手も

リノベーションは自分だけのオンリーワンの価値観を満たしてくれる手法

万人受けするデザインで実用性を兼ねるリノベーションって世の中には無いと断言できます。

でも時々リノベーション済みの物件を見ていると不動産屋や設計事務所の自己満足だと感じてしまう物件があるのも事実です。

「リノベーション物件に住みたい」という方は、こういったメリットとデメリットを吟味して、果たしてリノベーション済み物件を買うのか、それとも自分好みのリノベーションを自分のでやりたいのかをよく考えてから、物件を購入することをおススメします(^-^)

リノベーションは、自分のオンリーワンの価値観を満たすことのできる手法です。

その価値観が既成のリノベーション住宅で満たすことができるのであれば、それを購入するのも良し。

満たすことができないようであれば、あえてリノベーション済み物件を購入せず、ご自身で建築業者さんと共にリノベーションをしていくという手段もあります。

昨日の家売るオンナの逆襲を見て思ったことをそのまんま記事にしてみました。

最後までご覧いただきありがとうございました。