殺風景な部屋にサヨナラ。壁を上手に活かすテクニック

明日、東京の銀座に無印良品が初めて手掛けた「MUJI HOTEL GINZA」(ムジホテルギンザ)がオープンのようですね。

今日本テレビのお昼の情報番組ミヤネ屋でMUJI HOTEL GINZAが明日オープンというニュースが放送されていたので、前段でちょっと書いてしまいました。

MUJI HOTEL GINZAはミヤネ屋の情報によると、無駄を省いたシンプルかつスタイリッシュなデザインに、アメニティはすべて無印良品の商品。

アメニティを使ってみて、良ければそのまま購入もできる仕組みになっているようで、なかなか面白いコンセプトの新型ホテルです。

無印良品って皆さん一度は必ず利用したことありませんか?

僕も無印良品の商品は今流行りのシンプルライフっていう感じがして大好きです。

デザインは無駄がないけれどどこかスタイリッシュ。

家具や家電、小物なんかも素敵ですよね。

MUJI HOTEL GINZAの写真を見てみると、まさに無印良品のシンプルライフというブランドイメージのまま造られているホテルのような感じ。

東京に行った際には一度は泊まってみたいなと思いました。

さて、前段が長くなりました。

今日はそのシンプルライフからのつながりのこと。

シンプルなお部屋ってとても素敵ですよね。

でも・・・素敵ではあるんですがなんとなく殺風景。

そんなお悩みを感じたことのある方も多いんじゃないでしょうか。

「シンプルにしたいんだけど殺風景になっちゃう」というよくあるお悩みを解消するために、殺風景な部屋に少しアクセントを入れて空間を素敵にする方法について、お話させてもらいます。

殺風景の原因の一つは「壁」

荷物が何も出ていなくて生活感が出ていないモデルルームみたいな家って誰でも憧れますよね。

でも自分では家具や照明、小物なんかにこだわってるんだけど、それらを色々とおいては見るものの

なんか殺風景だな・・・

なんてこと、よくありませんか?

この原因は色々とあるんですが、一つの原因として「壁」があります。

普通だと住宅の壁って白一色の壁紙貼りの壁が多いかと思います。

白い壁紙ってすごくさわやかですし、明るく見えて自分でも好きなんですが、実はその白一色の壁になにも目を引かせるアクセントとなるものがないと、ただののっぺらぼうみたいに見えちゃったりもするんです。

参考までに。

ただの白い壁で、目をひくものが何もありません。

白いクロスの壁。なんだか殺風景・・・
白いクロスの壁。なんだか殺風景・・・

どうですか?

なんとなく殺風景に見えませんか?

白いクロスで明るいしさわやかなんですが、なんか少し物足りない感じがしませんか?

壁にポスターやアートを飾り付ける

じゃあ壁が殺風景に見える原因だとしたら、どのようにしたら解決できるんでしょうか?

その答えは簡単。

白一色の壁に、ポスターやアートやファブリックボードなど、ちょっと目を引く飾り物を飾り付けてみましょう。

ポスターを壁に飾り付けて、目線が行くように演出
ポスターを壁に飾り付けて、目線が行くように演出

写真が上手じゃなくてすみません(笑)

どうですか?

上の写真と比べて、いい感じになったと思いませんか?

今回飾ったものは、いつぞや静岡県浜松市にある浜松市美術館で開催されたバウハウス展で購入したポスターを、ネットで購入したアルミフレームの額に入れただけのもの。

※バウハウスとは1919年にドイツで設立された学校で、デザインや工芸・写真などを含む建築や美術を総合的に教育を行っていました。そのバウハウスから生まれたデザインなんかが後世に大きな影響を与えて、無駄のないスタイリッシュなドイツデザインの代表のように表されたりします。

その額、はっきり覚えていませんが、たしか2,500円くらいだったような。

けっこう安いですよね。

他にも、こんなようなファブリックボードなんかも使ったりします。

自作のファブリックボード。記事はフィンランドのmarimekko(マリメッコ)
自作のファブリックボード。記事はフィンランドのmarimekko(マリメッコ)

このファブリックボードは自作のもの。

テキスタイル(生地)は、シンプルかつ美しいデザインで有名な北欧フィンランドのmarimekko(マリメッコ)のものをネットで買って、それとは別にホームセンターで下地になるボードを購入し自作したもの。

制作時間はたったの10分

そしてお値段は総額で5,000円くらい(生地は他にも使いまわせるので)。

こういう手軽でリーズナブルなものでも、壁のアクセントとなり視線を引くものを飾り付けるだけで、空間がパッと華やぐのです。

べたべたと飾りすぎるのはNG

こんな感じで、ポスター・アート・ファブリックボード、あとはポストカードなどを何枚か飾り付けるのも効果的ですよ。

でも気をつけてもらいたいことがあるんです。

  • 何枚もベタベタと飾りすぎる
  • すべての壁面に飾り付けてしまう
  • テイストの全く異なるもの(スタイリッシュなものと絵画風のものなど)を組み合わせてしまう
  • 小さすぎて視線が行かないようなもの
  • 大きすぎてそこにばかり視線が行ってしまうもの

こういう感じでやってしまうと、反対に空間全体の雰囲気を壊してしまう可能性もありますので気を付けてくださいね。

賃貸物件のホームステージングにもぴったり

この壁面を飾り付けてお部屋全体を華やかにする方法は自宅でももちろんできます。

そして最近、不動産投資の世界では、入居促進のためにオーナーさんが空室となっているお部屋に家具や小物なんかを設置して、モデルルームのように飾り付けをして内覧者の興味を引かせる「ホームステージング」という手法が注目を集め、実践されている投資家さんも増えています

ホームステージングとは、中古住宅や中古マンション、それに賃貸物件などの空室を内覧する際に、ご見学に来られたお客様に見栄えがするように家具や小物などを飾り付けて空間を演出する方法です。

このホームステージングをする際にも、家具や置き小物だけだとお部屋が殺風景に見えてしまうこともあります。

その解決方法として壁にポスターなどのワンポイントを飾って、お部屋を素敵に演出することもできるのです。

ちょっとした工夫と少しのコストで、空室物件の入居促進にもなるので不動産投資家さんにとっては一石二鳥のテクニックですよね!

フォーカルポイントを意識して

突然フォーカルポイントという言葉が出てきましたが、何なんでしょう?

フォーカルポイントとは、視線が最も集まる場所のことを指す、建築やガーデニング業界でよく使われる言葉です。

今回の壁を活かすテクニックも、せっかく壁に飾り付けをしたのに、そもそもその壁面に視線が集まりにくいような場所の壁だったら、あまり効果がありません。

この壁の飾り付けは、できるだけフォーカルポイントになる壁を見極めて飾り付けをしてあげると効果的ですよ!

最後に

今回は手軽にしかもリーズナブルに、誰でも殺風景な空間を華やかな空間に変身させるテクニックについてを紹介させていただきました。

今はインターネットが発達しているので、どこにいても気軽に素敵なデザインのポスターやアートやファブリックボードなどを買える時代ですので、この壁の飾りつけのテクニックは誰でもどこでも簡単にチャレンジ出来ますよ。

殺風景な部屋にサヨナラしたいという方がもしいれば、今日からチャレンジして自分だけの素敵な空間演出を楽しんでみてくださいね!